本文へスキップ

株初心者のための株式投資と相場分析方法は○○○○○○○○を専門とする○○○○○○○○会社です。

ボラティリティとはCONCEPT

ボラティリティとは

ボラティリティとは

ボラティリティ(英語:volatility)とは、価格の変動性のことです。対象となるものの価格の動き方ともいえます。簡単に言えば「値動きの幅」のことです。ボラティリティは、一般的には年率換算した標準偏差で表されます。

ボラティリティは、数値が高くなると価格変動が大きいことを示し、低くなると価格変動が小さいことを示します。

オプションにおけるボラティリティは、その数値が高くなるとオプションの価格が上昇、その数値が低くなるとオプション価格は低下するといえます。オプションの価格を決めるのは”本質的価値””時間的価値”だからです。






本質的価値とは

本質的価値(読み方:ほんしつてきかち|英語:intrinsic value)とは、その時点でオプションの権利を行使したら得られる価値です。現在の市場価格と比べたオプションの価値ということです。例えば、今市場で1000円の価格がついている時、800円のコール・オプションの本質的価値は、200円ということになります。


時間的価値とは

時間的価値(読み方:じかんてきかち|英語:time value)とは、一般的に、期間が長くなれば長くなるほどオプションの価値は高くなる、ということです。

少しわかりにくいですが、本質的価値が「今の価値」を示していることに対して、時間的価値は「将来という価値」を示していることになります。将来ということに価値がある、という考え方です。将来であればあるほど予想がつきにくいので、権利(オプション)の価値は高くなる、ということです。オプションは、買いであれば自分の不利な方に相場が動けば権利を放棄することができる取引です。ゆえに、プレミアム(オプション料)を除けば損失は考えなくてよいので、その権利は将来であればあるほど価値が高くなる、というのがオプションの性質です。


さて、時間的価値は、時間の長さとボラティリティに分けることができます。

オプションは、その権利を持っている側からすると、相場が 自分の有利な方向へ価格変動が大きくなればなるほど利益が大きくなる可能性が高まります。逆に、自分の不利な方向へ価格変動が大きくなっても、その権利を放棄すればプレミアム(オプション料)分の損失だけで済みますので、ボラティリティが高まるとその権利の価値が高まり、オプションの価格が上昇するのです。

もう少し突っ込んで解説をしますが、オプションのボラティリティには、ヒストリカル・ボラティリティとインプライド・ボラティリティというものがあります。オプションの取引では必ずチェックしておくべき指標ですので、以下を読んで意味をおさえておいてください。






ヒストリカル・ボラティリティ(HV)とは

ヒストリカル・ボラティリティ(英語:HV/Historical Volatility)とは、過去の値動きから算出した変動率のことです。過去の一定期間の値動きの平均値から算出される標準偏差となります。過去の値動きから現在の値動きを予測する際に使われるもので、ヒストリカル・ボラティリティ(HV)が20となっていたら、過去の価格変動は20%であったということになります。


インプライド・ボラティリティ(IV)とは

インプライド・ボラティリティ(英語:IV/Implied Volatility)とは、現在の市場でのオプション価格から逆算してもとめられる将来の予想変動率です。要するに、市場参加者が将来どの程度の変動率を予想しているかの数値となります。


:姉妹サイト「株式投資大百科」の解説ページ

ボラティリティを示すテクニカル指標の解説

1から学ぶテクニカル指標(姉妹サイト「投資戦略」より)








関連記事

姉妹サイト「株式投資大百科」より









イン・ザ・マネー(ITM)、アット・ザ・マネー(ATM)、アウト・オブ・ザ・マネー(OTM)とはへ進む

行使期間(アメリカンタイプとヨーロピアンタイプ)へ戻る