無担保コール翌日物金利のマイナスの影響｜株初心者のための株式投資と相場分析方法

無担保コール翌日物金利のマイナスの影響CONCEPT

無担保コール翌日物とは

無担保コール翌日物（無担保コールオーバーナイト物）とは、コール市場で金融機関同士が無担保で短期資金を借り、翌日に返済する取引のことです。

この取引の際に付く金利を「無担保コール翌日物金利」、または「無担保コールレート（オーバーナイト物）」、「無担保コールオーバーナイトレート」といいます。この「無担保コール翌日物金利」は、短期金利の指標となっています。

※詳しくは「無担保コール翌日物（無担保コールオーバーナイト物）とは」のページを参照。

無担保コール翌日物金利がマイナスになったら？

無担保コール翌日物金利は、主に金融機関同士のお金のやりとりにかかる超短期の金利です。短期金利が低下すれば長期金利も低下し、住宅ローンや自動車ローンの金利の低下にも繋がります。住宅ローンや自動車ローンが低下すれば住宅や自動車が売れやすくなるため、経済の活性化が期待できます。一方、無担保コール翌日物金利がマイナスとなれば、金融機関同士、すなわち銀行間でのお金のやりとりのコストが上昇してしまうため、銀行間でのお金の取引量が減り、流動性が低下し、いざ急に資金が必要になった場合にスムーズに資金が調達できず、金融システム不安へと繋がりやすくなりますし、金利が乱高下しやすくなるなどの影響が出てくると考えられます。

：姉妹サイト「株式投資大百科」の解説ページ

姉妹サイト「株式投資大百科」より