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コモディティ はじめにCONCEPT

コモディティ はじめに

コモディティとは

コモディティ(英語:commodity)とは、商品先物取引を行う取引所で取引されている商品のことです。原油アルミ大豆トウモロコシなどがそれにあたります。







コモディティの取引ってどんなもの?

商品先物取引所で取引を行うメインプレイヤーは、商品を扱う企業(主に総合商社)です。商品を扱う企業は、将来、商品の価格変動によって損失が出るリスクを避けるためにヘッジ目的の取引しています。ヘッジとは、現物で買っておいて先物で売りポジションを建てておくというものです。

例えば、1g1200円のを 買う場合、まず現物の金を1g1200円で買うことになります。1g1200円で現物の金を買ったはいいものの、その後、金価格が値下がりし、1g1000円になってしまったら200円の含み損を抱えることになります。ですので、そのリスクを避けるために、1g1200円で現物の金を買うのと同時に、1g1200円で先物の金の売りポジションを建てておくのです。先物で売りポジションを建てておくということは、値下がりすれば儲かるという取引になりますので、もし金価格が1g1200から1g1000円に値下がりすれば、200円儲かるということになります。よって、金価格が1g1200から1g1000円に値下がりすれば、現物で200円の損失、先物で200円の利益が出ることになり、±0となります。先物でヘッジしておくとは、そういった取引のことを言います。


コモディティを取引するメインプレイヤー

さて、商品先物取引を利用して商品の価格変動のリスクを回避できているのは総合商社がメインプレイヤーですが、逆に言えば、商品先物取引をしているのは総合商社だけという見方もあります。日本では商品先物取引所のプレイヤーが少ないです。商品を扱っている一般企業でも、商品の価格変動に対して意外と無防備であることが多いです。

また、個人投資家の参加者も少ないです。というのも商品先物についての本は多く出ているのですが、株式為替の本に比べてその数は圧倒的に少なく、投資家は商品先物について 理解していないことの方が多いのです。ゆえに、何を買えばいいのかわからない、上がるのか下がるのかもわからないなど、分析するノウハウがないのが取引量 が少ない要因となっています。昨今では商品系のファンドも出てきて商品の市場価格を大きく動かすようになってきていますので、尚更とっつきにくい市場と なっています。

ただ、商品の相場は その商品(原油や金、アルミ、大豆やトウモロコシなど)を扱っている企業業績に影響が出てくるものですし、為替にも影響してきます(特にユーロ/ド ル)。また、金価格を見ていれば、相場がリスクオンの状態にあるのかリスクオフの状態にあるのか把握しやすくなりますので、商品価格の動向は株式、為替 などに投資する際にも見ておかなければいけないものです。よって、当サイトでは個別の商品の特徴について解説していきたいと思います。


:姉妹サイト「株式投資大百科」の解説ページ





コモディティ価格の推移(リアルタイムチャート)

各コモディティ価格の推移は、当サイトの姉妹サイト「株式マーケットデータ」の以下のページで確認できます。












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