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政局

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どこかの国で政局に対する不安が高まると、その国の通貨は売られやすくなります。例えば、日本で政局に対する不安が高まると、円は大きな円売り材料が出たとして円安に振れやすくなります。ただし、ここで注意しなければならないのは、この場合は一時的に円安に振れるだけかもしれない、ということです。


投資家は常に相場を先読みする形で動きます。市場参加者たちは、1ヶ月後、半年後、1年後を織り込んで相場を張ります。もし、政局不安が出る前から円が下がっていたとしたら、政局不安が起こることは市場参加者の間では事前に予測していたのかもしれないです。すでに市場参加者の間では、それを織り込んだ上で相場を張っていたのかもしれないです。そうなれば、政局不安が実際に出て一時的に円売り状態が加速したとしても、すぐ反発することが多々あります。

相場は思惑で動くものです。上への期待、下への期待で動きます。

「相場は思惑で上がって(下がって)、事実で下がる(上がる)もの」です。

それを理解していないと、相場で常に足をすくわれることになってしまいますので注意が必要です。


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