オプション取引では、コール・オプションの買いと売り、プット・オプションの買いと売り、という4つのパターンで取引されるのが基本となりますが(オプション取引の買いと売りとは(オプション取引の4パターン)参照)、これらを組み合わせてポジションを組む”合成ポジション”というものがあります。その代表格が”ストラドル”と”ストラングル”というものです。
ストラドルの買い |
ストラングル(英語:straddle)の買いとは、権利行使価格と満期日が同じコール・オプションとプット・オプションを同時に買う取引のことです。相場が上昇しても下落しても、どちらかに大きく動けば利益が出るポジションです。 |
ストラドルの売り |
ストラドルの売りとは、権利行使価格と満期日が同じコール・オプションとプット・オプションを同時に売る取引のことです。相場の動きが小さく、現在の水準から大きく動かなければ利益が出やすいポジションです。 |
ストラングルの買い |
ストラングル(英語:strangle)の買いとは、満期日は同じですが、権利行使価格が高いコール・オプションと権利行使 価格が低いプット・オプションを同時に買う取引のことです。ストラドルの買いと比較されることの多い合成ポジションで、ストラドルの買いよりオプション料が安くなりますが、ストラドルの買いより相場が大きく動かなければ利益を得にくいポジションです。 |
ストラングルの売り |
ストラングルの売りとは、満期日は同じですが、権利行使価格が高いコール・オプションと権利行使価格が低いプット・オプションを同時に売る取引のことです。ストラドルの売りと比較されることの多い合成ポジションで、ストラドルの売りよりオプション料が安くなり、ストラドルの売りより相場が大きく動いてから損失が出てくるポジションです。 |
:姉妹サイト「株式投資大百科」の解説ページ |
姉妹サイト「株式投資大百科」より
→クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)とはへ進む
←株価指数オプションとはへ戻る