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日証残と信用情報の見方

信用残(信用買残と信用売残)の見方

日証残とは

日証残(読み方:にっしょうざん)とは、「日証金貸借残高」の略で、日本証券金融が発表する、先日の制度信用取引信用残高のことです。日証残は「日証金貸借取引残高」とも呼ばれています。

日証残は、営業日の19-21時に速報が出て、翌営業日の11:30から13:30に確報が出ます。日証残は、情報に速報性があるのが特徴です。







日証残の貸株と融資とは

・日証残の「貸株」とは、信用売残のことです。
・日証残の「融資」とは、信用買残のことです。


証券取引所が発表している信用残(信用取引残高)との違い

信用残(信用取引残高)は、証券取引所が発表しているものと、日本証券金融が発表している日証残があります。証券取引所が発表している信用残は姉妹サイト「株式マーケットデータ」で確認できますので、以下で紹介します。

さて、この2つの信用残の違いですが、証券取引所が発表している信用残は、週1回更新されますので、速報性に欠けますが多くの投資家が見ている信用残です。

一方、日証残の方は毎日発表されますので、速報性でメリットがあります。ただし、各証券会社が自社内で相殺できなかった融資残高と貸株残高のみ公表されるというデメリットがあります。詳しくは以下の「日証残の見方と欠点」の欄で解説しますが、つまり信用取引全体の状況は示していないということです。


日証残の見方と欠点

日証残は、日本証券金融が行っている融資残高と貸株残高を銘柄別にまとめたもので、毎日公表・更新されますので速報性でメリットがあります。ただし、各証券会社が自社内で相殺できなかった融資残高と貸株残高のみ公表されるというデメリットがあります。

信用取引は、証券会社が店内で売りと買いの注文を相殺しています。例えば、ある銘柄の買い注文が2000株で、売り注文が1000株だった場合、1000株は買いと売りの注文で相殺できますが、1000株の買い注文は店内で相殺できませんので、日本証券金融から資金の融資を受けて信用買いの投資家に貸し付けるといったことが行われます。要するに、日証残には1000株分の買い注文だけが反映されているのです。

このように、日証残は証券会社が自社内で相殺できなかった融資残高と貸株残高のみ公表されますので、信用取引全体の状況は示していないことになります。これが日証金の欠点と言えます。






信用残(信用買残・信用売残)の推移

東京市場と名古屋市場の二市場の信用残(制度信用と一般信用)の推移は、姉妹サイト「株式マーケットデータ」で確認できます。データは毎週第2営業日に更新されます。





信用情報とは

信用情報とは、制度信用取引と一般信用取引を足した信用残高のことです。前週末時点の制度信用取引と一般信用取引の信用残の合計を第2営業日に速報し、その翌営業日に確報が出ます。信用情報は、遅延情報ではありますが、情報に正確性があるのが特徴です。


:姉妹サイト「株式投資大百科」の解説ページ

信用取引の解説


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