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石油元売り株

石油元売り株の特徴と見方

石油元売りとは

石油元売り(読み方:せきゆもとうり)とは、油田から採掘された原油を精製して、石油製品にして販売している会社のことです。石油元売り会社は、原油を精製して石油製品にするための設備や給油所を持つことが多く、精製から販売までを行う会社のことを、一般的に「石油元売り会社」と言うことが多いです。






石油元売り株は、原油の国際価格の動向に損益が振らされやすい特徴があります。石油元売り会社は、国内の石油の安定供給を図るために、精製量の70日以上の原油の備蓄が義務付けられており、四半期ごとに在庫の価値を見直して、想定より原油価格が上がれば評価益が生じ、原油価格が下がれば評価損が生じます。日本の場合、指標となるのはドバイ原油となります。また、原油の生産量は、中東諸国で構成されているOPECの会合で各国の生産量の上限が決められており、原油の埋蔵量の2/3は中東で占められていますので、OPECの決定は原油価格に大きく影響します。そのため、石油元売り株を見る場合にはOPECの動向も注視しておくべきです。


また、日本の石油元売り会社は、原油の採掘を行っている産油国や、会社とそれを購入して転売する会社から原油を購入・輸入しているため、為替相場の動向によっても損益が変わる面があります。

日本の石油元売り会社は8社(2015年)あり、その中で大手は5社となっています。日本の場合、人口の減少や自動車離れ、また自動車の低燃費化、環境対策によって需要の減少が進んでいるため、今後、各社は経営統合などにより、石油元売り会社は集約されていく傾向にあります。


:姉妹サイト「株式投資大百科」の解説ページ





原油価格の推移

原油価格などの推移は、姉妹サイト「株式マーケットデータ」の以下のページで確認することができます。


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