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為替ヘッジとは

為替ヘッジとは

為替ヘッジとは

為替ヘッジ(読み方:かわせへっじ|英語:Currency hedging)とは、外貨建て資産投資すると同時に、外貨円貨を一定の為替レートで交換する契約をして、為替変動によるリスクを回避することです。外貨建ての資産は、為替変動によっては為替差損(為替での損失)が出る場合があります。為替ヘッジはそれを回避する手段となります。


為替ヘッジの例

例えば、外貨建ての資産を購入したとして、その際の為替レートが100円であったとします。その資産を売却する際に、為替レートが110円と円安になっていれば、外貨を円に換える際に「10円分」利益が出ますので、この場合は10円分の為替差益(為替での利益)を得ることができます。

逆に、資産を売却する際に、為替レートが90円と円高になっていれば、外貨を円に換える際に「10円分」損失が出ますので、この場合は10円分の為替差損が出ることになります。為替ヘッジは、こういったリスクを回避するために行われます。

要するに、為替ヘッジをしていれば為替が変動しても為替による損益は変動しないことになり、為替ヘッジをしていなければ為替の変動によって為替による損益が変動することになります。

為替の変動によって損益が左右されたくないのであれば為替ヘッジをかけておかなければなりませんが、為替ヘッジは通常はコストがかかります。為替ヘッジをかけてそのコストに見合った収益を得られるのかどうか、為替ヘッジをかけないのであれば為替変動によるリスクを許容できるのかどうか、それらを総合的に判断して為替ヘッジの有無を決めることが大切です。


:姉妹サイト「株式投資大百科」の解説ページ










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