日本株の外国人保有比率は上がってきており、日本株の30%程度は外国人投資家(海外投資家)が保有しています。さらに、東証一部銘柄の保有比率だけで言えば60%以上は外国人投資家ですし、売買比率に至っては、その7割程度が外国人投資家ですので、日本株に投資する際は国内の投資家の動向だけでなく、外国人投資家の動向を知っておく必要があります。
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外国人の売買動向を知るには?
外国人の売買動向を知るには、以下の方法があります。
・「外資系証券6社の動向」を見る
・「対内株式投資(前週分)」を見る
・「投資部門別売買状況」を見る
外国人の売買動向は、これらの項目を見て探るのが一般的です。
「外資系証券6社の動向」は日々公表されていますし、「対内株式投資」や「投資部門別売買状況」は前週分が公表されています。各項目のデータを見る方法は、以下の表を参考にしてください。
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項目
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データを見る方法
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日々 |
外資系証券6社動向 |
寄付き前にQUICKやロイター、日経CNBCなどで確認できます。 |
週間 |
対内株式投資 |
前週分を財務省が毎週木曜日の8:50に公表 |
週間 |
投資部門別売買状況 |
前週分を日本取引所グループが毎週木曜日の15時に公表 |
※外資系証券6社動向はヒアリングでのデータなので、信頼性はあまりありません。また、外資系証券6社動向と株価との連動性も比較的薄い傾向があります。ゆえに、外国人の売買動向を探るには、前週分のデータとなってしまいますが、週間ベースである「対内株式投資」や「投資部門別売買状況」で確認する方が正確な情報が得られます。
投資部門別売買状況の推移
投資部門別売買状況については、当サイトの姉妹サイト「株式マーケットデータ」で、これまでの推移が確認できます。

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