移動平均乖離率とは
移動平均乖離率(読み方:いどうへいきんかいりりつ|英語:Moving average deviation rate)とは、株価が移動平均線からどれだけ離れているかを数値化したものです。
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インジケータ―
移動平均線は通常、5日移動平均線、25日移動平均線、13週移動平均線、26週移動平均線が使われることが多く、相場を見るには25日(1ヶ月)移動平均線からの乖離を見るのが一般的です。移動平均乖離率は移動平均線からの乖離率を示しますので、現在、移動平均線から考えて株価が買われ過ぎている状態か、売られ過ぎている状態かを判断する際に使われます。
移動平均乖離率の見方と目安
移動平均乖離率は、日経平均株価では通常±5%の間で推移することが多いです。相場が大きく変動している(ボラティリティが高い)時は±7%程度となることもあります。±10%になれば行き過ぎを示します。
移動平均乖離率を見る際に注意しておくべきことは、市場ごとに値の平均値が違うということです。移動平均乖離率は逆張りで使われることが多いので、平均値の違いには十分注意しておかなければなりません。東証一部であれば±30%程度となることもありますし、新興市場 では、±100%程度となることもあります。また、時と共にその平均値が変わってくることもありますので、相場の状態を見て上記の基本水準を意識しながら適宜判断していくことが大切です。
移動平均乖離率の推移
移動平均乖離率については、当サイトの姉妹サイト「株式マーケットデータ」で、これまでの推移が確認できます。

需給をチェックして相場を見よう
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