スワップ(英語:swap)とは、”交換する”という意味の英語です。金融商品を取引する場合のスワップとは、同じ価値のキャッシュ・フロー(お金の流れ)を、将来二当事者間で交換する取引のことを言います。 スワップ取引は交換する取引なので、交換してくれる相手が必要となる取引ですが、スワップ取引の市場規模は大きく、世界の金融機関の間で膨大な額の取引が行われていますので、一般的なスワップ取引では交換相手を探すことなく取引できます。 スワップ取引で代表となるのは、金利スワップと通貨スワップです。
金利スワップとは、異なる種類の金利の支払や受取を交換する取引のことで、主に金融機関や企業が将来の金利変動リスク(金利リスク)を回避するためにおこなわれている取引です。一般的に金利スワップといえば、変動金利と固定金利の支払や受取を交換することをいいます(短期変動金利と長期固定金利など)。金利スワップは同一通貨での交換のため、元本の交換は行われません(金利スワップについては「金利スワップとは」のページをを参照)。
通貨スワップとは、異なる通貨(ドルと円など)の将来の金利と元本を交換する取引のことです。金利スワップと違い、異なる通貨で金利を交換するため、通貨スワップでは元本の交換も行われます(※通貨スワップについては「通貨スワップとは」のページを参照)。
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