先物取引とは
先物取引とは、将来の一時点(決済日)に、現時点で決めた価格で現物を受渡しすることを約束する取引です。ゆえに、先物取引では決済日まで反対売買を行わなければ現物を受渡すことになります。
株価指数先物取引とは
株価指数先物取引(読み方:かぶかしすうさきものとりひき|英語:stock index future)とは、株価指数を対象とする先物取引です。株価指数先物取引は、その対象となるのが日経平均株価やTOPIXなどの「株価指数」です。日経平均先物やTOPIX先物がその代表として挙げられます。株価指数は多くの銘柄の株価を集計した指数ですので、実体がありません。そのため、先物取引に必要な「現物の受渡し」ができません。
では、どのように取引されているのでしょうか?
先物取引では、多くの場合は決済日前に反対売買を行って差金決済が行われます。もし、株価指数先物などを決済日まで反対売買せず未決済のままにしておくと、現物でない指数を受渡すことはできませんので、この場合は差金決済となります。最終決済は、取引最終日の翌営業日に算出される特別清算指数「SQ(スペシャル・クォーテーション)」との差金を授受することになります。
株価指数先物取引の主な利用方法
株価指数先物取引は、その対象となっているものが株価指数です。株価指数は多くの銘柄の株価を集計した指数ですので、多くの銘柄を買っている場合、そのリスクヘッジとして株価指数先物取引が利用できます。もし、多くの銘柄を買っていてリスクヘッジをしたい場合は、株価指数先物を売りから入っておけばリスクヘッジにつながります。
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姉妹サイト「株式投資大百科」より
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