コール・オプション(英語:call option)とは、買う権利のことです。 オプションとは、”選ぶ”という意味をもつ英語の「オプト」の名詞形で、〜を実行する”権利”のことです。オプションの意味する”権利”には、「買う権利」と「売る権利」があり、コール・オプションは、このうちの”買う権利”のことをいいます。 ちなみに、オプション取引とは、そのオプションを売ったり買ったりする取引のことで、現在の市場価格に関係なく、あらかじめ定められた期日(満期日)に、あらかじめ定められた価格(権利行使価格)でオプションを売買する取引のことです。
例えば「株価1000円の株を100株(10万円)で”買う権利”」といったものがコール・オプションです。 この場合、その株の株価が値上がりして1000円を超えると、その権利が行使されることになります。なぜなら、そのコール・オプションを買った人は、その株の株価が値上がりして1200円まで上昇したとすると、市場では12万円出さなければ買えない株が10万円で手に入れることができるからです。 逆に、その株の株価が値下がりした場合は、コール・オプションを買った人は、その権利を放棄することになります。オプション取引とは”権利”を売買する取引ですので、自分に都合が悪い(損失がでる)方向に相場が向かってしまったら、その権利を放棄することができるのです(ただし、オプションを買う時はプレミアム(オプション料)を支払いますので、権利を放棄したとしてもその分は損失となります)。 ※オプション取引の権利と義務についての解説は「オプション取引の権利と義務」のページをご参照ください。 さて、上記の説明で「コール・オプションを買った人は」という言葉を使いました。少しややこしいですが、コール・オプションとは”買う権利”のことです。権利の売買ですので、その権利を買う人と売る人がいるということになります。よって、コール・オプションの取引には「コール・オプションの買いとコール・オプションの売りがあります」。 と、少しややこしい話ですので、次ページで解説する「プット・オプションとは」と合わせて、これについて「オプション取引の買いと売りとは(オプション取引の4パターン)」のページで表にして解説します。
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