アフリカにあるジンバブエ共和国という国は、その昔、イギリスの植民地だったのですが、独立してムガベ大統領という人物が国を運営することとなりました。ただ、このムガベ大統領、経済に関してはあまり詳しくない方でした。 |
当時、ジンバブエで使われていた通貨はジンバブエドルです。上記のことから、過度のインフレとなって物価が急激に上昇してしまったので、ジンバブエドルは通貨価値が急激に下がり、通貨としての信用を失い、誰も受け取らなくなってしまいました。大混乱となったのです。
もう誰も受け取ってくれない通貨となってしまったジンバブエドル・・・
ですが、ここで、ジンバブエドルはいらないけど米ドルだったら受け取る、という商人が増えてきました。世界の基軸通貨である米ドルは信用が高いので、みんな米ドルは欲しいのです。よって、ジンバブエでは米ドルを使うようにして通貨を安定させ、インフレを解消していったのです。インフレは物価が上がっているようですが、同時に通貨価値が下がっているということでもありますので、通貨価値を上げるような政策をとれば物価は下がります。
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姉妹サイト「株式投資大百科」より
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