プライマリー・ディーラーとはプライマリー・ディーラー(英語:primary dealer)とは、国債入札に有利な条件で加われる入札参加者のことです。日本では「国債市場特別参加者」とも呼ばれます。 |
欧米主要国では、国債の安定消化促進、国債市場の流動性維持・向上などを図る仕組みとして「プライマリー・ディーラー制度」が導入されていました。これを参考に、日本も2004年に「国債市場特別参加者制度」としてこの制度が導入されました。これは、国債入札への積極的な参加など、国債管理政策上重要な責任を果たす一定の入札参加者に対し、国債発行当局が「国債市場特別参加者」として特別な資格を付与することにより、国債の安定的な消化の促進、国債市場の流動性の維持・向上等を図ることを目的としています。
日本では、プライマリーディーラーに指定されれば、国債の入札で発行予定額の4%以上を応札しなければならない義務がありますが、定期的に財務省と市場動向に関する意見交換ができるなどの資格を得ることができます。
:姉妹サイト「株式投資大百科」の解説ページ |
→日本10年国債とはへ進む
←国債入札のマイナス利回りによる影響 へ戻る