景気が回復基調にある場合は、国債の金利は上がってくるものです。国債の金利が上がってくるということは、国債が売られているということです。
景気が回復している局面ということは、経済が成長しているということなので、投資家はリスクを取りに行きたくなります。リスクをとりに行く状態を「リスクオン」というのですが、投資家はリスクオンの状態の時、より儲けるために安全性重視の国債を売って価格変動の大きな株式などリスク資産(危険資産)に資金を傾けていきます。よって、景気回復局面では国債は売られやすくなり、金利は上昇します。逆に、景気後退局面では株式などリスク資産を持っていては危ないので、株式を売って安全性重視の国債を買いにいきます。よって、景気後退局面では国債は買われやすくなり金利は低下します。
ただし、これとは逆のことが言えることもあります。
住宅ローンや自動車ローンは長期金利に連動するので、長期金利が低下すれば住宅ローンや自動車ローンも低下します。ローンの金利が低下すれば住宅や自動車は買われやすくなり、それに伴い株式が買われやすくなります。逆に、長期金利が上昇すれば住宅ローンや自動車ローンも上昇します。ローンの金利が上昇すれば住宅や自動車は売られやすくなり、それに伴い株式が売られやすくなるのです。
また、長期金利が上昇する局面というのは、株式市場では高配当銘柄が売られやすくなることもあります。高配当銘柄は、利回りのいい配当が目的で買われることが多いです。その利回りより長期金利の利回りが良いとなれば、投資家は安全性の高い国債の方へ資金を向けやすくなり、高配当銘柄から国債へ資金がシフトしやすくなります。
日本や米国の国債の利回りの推移は、当サイトの姉妹サイト「株式マーケットデータ」の以下のページで確認できます。
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