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短期金利と政策金利・無担保コール翌日物金利・FFレートの解説

短期金利CONCEPT

短期金利とは

短期金利(読み方:たんききんり|英語:short term interest rate)とは、お金を貸し出す期間が1年未満の場合に適用される金利のことです(1年以上の場合は「長期金利」)。短期金利の指標となるのは「無担保コール翌日物金利」です。







無担保コール翌日物金利とは

民間の銀行は、普段あまりお金を持っていません。お金を金庫に置いていても利益が出ませんので、民間の銀行は お客さんに預金してもらったお金を貸し出して運用してます。ですので、大口の出金があった場合などは、お金がないので他の民間の銀行にお金を貸してもらってます。この民間の銀行同士のお金の貸し借りの市場を「コール市場」と言います。

コール市場でお金を貸し借りする際、民間の銀行同士は信用がありますし、概ね1日だけの短い期間の貸し借りですので、コール市場では金利はとりますが担保はとりません。よって、これを「無担保コール翌日物」といい、このお金の貸し借りの際に付く金利を「無担保コール翌日物金利」といいます。この「無担保コール翌日物」に日本銀行が介入して金利を誘導しています。

長期金利は長期資金の需給によって変動しますが、短期金利は日本銀行(中央銀行)によって調節されています。要するに、短期金利はその時点の金融政策の影響を強く受ける金利なのです。日本であれば、日本銀行が無担保コール翌日物金利を調節して短期金利を誘導し、米国であればFRBが「FFレート」、ユーロ圏であればECBが「リファイナンス金利」を政策金利として短期金利を誘導しています。


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