米国債の相場は、債券型投資信託が 大きなトレンドを決めている面がありますので、米国債の相場を見る場合、そちらも合わせて見てみるとわかりやすいです。米国債の相場では、高値圏や安値圏に近付いてきたり、高値や安値を突破してきたりすると市場が荒れやすくなります。その影響は株式市場や為替市場にも及んできますので注意が必要となります。
また、米国債の入札週は金利が不安定になりやすく、米国債の金利を気にしている為替市場や株式市場も不安定になりやすいので注意しましょう。米国債の金利を操作できるのはFRBです。FRB議長の発言で相場は動きやすいので、その発言内容にも注意が必要となります。
さて、国債と株式の関係を見ると、米国債の金利が上昇していて米国株も上昇している局面になると、米国株は業績相場に入っていると見ることができます。業績相場とは、業績の良い企業の株が買われやすくなる相場ということです。当たり前の話に思われるかもしれませんが、株式市場では業績の良い企業の株が当たり前のように上がらないこともあるのです。米国が業績相場に入ると米株式で業績の良い銘柄が買われやすくなりますので、そういった銘柄を注視しておくと、業績相場の動きがわかりやすくなります。
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