エシカル(英語:ethical)とは、”倫理的”という意味で、人や環境、社会へ配慮するという意味合いが強い言葉として使用されます。近年、欧米では「エシカルファッション」「エシカルフード」といった言葉が普及しつつありますが、”それらは子供に労働させないで作った衣料品”や”動物実験をしないで作ったもの”、”放し飼いで育てた肉”を意味する言葉として使用されています。
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エコやロハスとの違い
現在、環境保護を意味する言葉として「エコ」、健康と環境維持を心がける言葉として「ロハス」がありますが、「エシカル」はそれらをさらに進化させたものとして捉えられることが多く、エコやロハスの意味に加えて、労働問題や地域の再興などの社会の課題を解決する言葉として使われることが多いです。
今後注目度の高いエシカル
近年は大企業もエシカルを意識していることが多いです。企業がエシカル活動を行えば、環境や社会課題に貢献したい市民との交流を図ることができますし、自社製品によって環境保護や生物保護、リサイクルなどが実現できれば市民からの好感度が上がり、常連客確保にも繋がります。また、株主からの好感度も良いですし、「いい企業である」というイメージ戦略にも繋がるため、企業理念の一つとして「エシカル」が組み入れられることも少なくありません。
エシカルは市場の規模としてはまだ小さいですが、社会的にエシカルへの関心は高まっていますし、大企業はすでに動き出していますので、今後注目が高まると考えられます。
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