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韓国は輸出依存度、また貿易依存度（リーマンショック後、90％以上）が非常に高く、天然資源はほとんどなく、資源を輸入して製品化し、輸出する貿易立国です。内需は低迷しているため、韓国経済は世界経済の動向に影響を受けやすい傾向があります。
主要輸出入国・・・中国・米国・日本
主要産業・・・IT・自動車・金融・鉄鋼・造船
通貨・・・ウォン
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韓国経済とウォン高・ウォン安（円キャリートレードとの関係）
輸出依存度の高い韓国の経済は、ウォン安がメリットとなり、ウォン高がデメリットとなりやすいです。ただし、1997年のアジア通貨危機 （タイ・韓国・インドネシアを中心とした通貨の急落に伴う金融危機）の際、韓国の金融機関は多くの不良債権を抱え、経済は悪化、その際多くの資本が流出した経験があることから韓国のウォン安への警戒感は強いです。
ウォンは、円キャリートレードの一環として外国人投資家のトレードで使われやすく、活発となる局面ではウォン高が進み、韓国経済を冷やす要因となります。
世界経済と中国経済に影響を受けやすい韓国経済
輸出依存度・貿易依存度が非常に高い韓国は、世界経済の影響を大きく受けやすい面があります。特に輸出の割合の1/4を占める中国の景気の影響を受けやすく、自動車やIT、鉄鋼など、韓国の主力産業の動向は中国景気に左右されやすい面があります。韓国の輸出はGDP（国内総生産）の4割以上を占めるので、輸出の悪化は国内の景気への心理を悪化させる大きな要因となります。また、韓国の企業は日本から部品などを輸入して、それを製品化して輸出している企業が多いため、韓国の輸出の悪化の影響は、日本の関連企業の収益に影響しやすくなるので注意が必要です。
韓国のGDPは財閥依存度が非常に高い
韓国のGDPは、財閥及び財閥の系列企業への依存度が非常に高く、特に三星財閥（サムスングループ）はGDPの20％弱を占めています。その他、LGグループやSKグループ、現代財閥、大宇財閥など、財閥及び財閥の系列企業の総売上高は、GDPの75％以上を占めますので、財閥の動向によって韓国経済は大きく左右される面があります。
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