ベーシック・インカムとは
ベーシック・インカム(英語:Basic income)とは、「最低生活保障」と訳される社会保障制度の構想のことで、すべての国民に毎月一定額を支給する制度のことです。
ベーシック・インカムは、最低限の生活ができるように就労の有無や所得、年齢に関わらず政府がすべての個人に対して無条件で一定額を支給するのが特徴です。
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ベーシック・インカムのメリット
ベーシック・インカムでは所得が保障されるので、貧困問題の解決につながるほか、受給資格があるかどうかを審査するために行政コストがかさんでいた社会保障制度を「すべての個人に対して無条件で一定額を支給する」と簡素化することで、行政コストの削減も期待できます。また、格差社会で働いても貧困から抜け出せないワーキングプア対策や働くより生活保護をもらっていた方が有利として就労意欲が下がって生産性が下がってしまう対策にもつながります。
ベーシック・インカムのデメリット
ベーシック・インカムは、国民へのバラマキに近い制度なのでその財源をどう確保するのかが問題となります。また誰でも一律に現金がもらえて働かなくても生活できるため誰も働かなくなるのではないか、との指摘もあります。
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