景気の良し悪しによって、消費者の消費動向は変化します。景気が良くなると人々の気分は明るくなるので、高級品や趣味関連の娯楽商品などが伸びてきます。逆に、景気が悪くなると人々の気分は暗くなるので、高級品や趣味関連の娯楽商品は売れなくなり、最低限必要な商品しか売れなくなってきます。
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服の売れ行きでわかる景気と消費動向
景気の良し悪しが顕著に出やすいのが服の売れ行きです。
例えば、景気が悪くなると真っ先に売上が下がってしまうのが紳士服です。紳士服の売上げは一番始めに下がってしまうので、景気が悪くなるとお父さんは服が買ってもらえなくなるんですね・・・。
それに反して、滅多に売り上げが下がらないのが子供服です(少子化の影響で売上が下がる場合もあります)。景気が悪くなっても子供への投資は絞らないようです。逆に言えば、子供服の売上まで下がり出すと景気の悪さが深刻になっている状態と言えます。
景気が良くなると、真っ先に売上が上がるのが婦人服です。女性の消費・購買意欲の強さが景気の上昇とともに真っ先に出るようです。ただ、悲しいかな、景気が良くなっても紳士服の売上は一番最後に上がってきます。紳士服は景気が悪くなると一番始めに絞られ、景気が良くなっても一番最後に回されるんですね・・・。
米国の景気後退期間の推移
米国の景気の転換点を判定している全米経済研究所(NBER)公表の米国の景気後退期間は、姉妹サイト「株式マーケットデータ」の以下のページで掲載しています。
景気後退確率の推移(チャート含む)
米国の景気後退確率(NY連銀公表分)の推移は、姉妹サイト「株式マーケットデータ」の以下のページで掲載しています。
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