インフレとは、持続的な物価の上昇のことです。物価が上昇するということは、その国の通貨価値が下がるということですので、相対的に給料が上がることになります。「今日より明日の方が給料が上がる」となれば、みんな活気づいて景気も上がりやすくなります。ですので、緩やかなインフレの状態が経済には一番いいとされています。ただ、インフレは合成の誤謬が働いて、”ハイパーインフレ”にまで発展することもあります。
ハイパーインフレ(ハイパーインフレーション|英語:hyperinflation)とは、急激に物価が上昇することです。「急激なインフレ」とも言います。
急激な物価の上昇は、同時にその国の急激な通貨価値の下落ということにもなります。その国の通貨の信用が急激に下がるのです。国の通貨が信用を失えば誰もその国の通貨を受け取らなくなってしまうので、お金がお金としての価値を失なってしまうのです。過去、第一次世界大戦の時にはドイツが、そしてジンバブエもこのハイパーインフレを経験しています。その際の対策としてドイツは”デノミネーション”でハイパーインフレに対応しました。
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