社会主義(しゃかいしゅぎ)とは、全ては計画生産とするものです。計画的に生産する。計画するのは、その国の一部のエリートとなります。よって、国全体の商品は限られたものしかなくなります。限られたものしか生産しないので、一見すると資源の無駄遣いが減るように見えますが、市場の自由な競争がなくなり、魅力のない商品が増えてしまって売れ残りが増加し、逆に資源の無駄遣いが増加することとなった歴史があります。社会主義になると企業は全て国有の企業となるので、競争がなくなって新しい技術が生まれにくくなります。 カール・マルクスの「資本論」は多くの社会主義国を生むこととなりましたが、1989年、ベルリンの壁の崩壊とともに社会主義が台頭した時代は終わりを迎えました。
社会主義は現実にある社会で、共産主義は理想の社会。 資本主義では労働者の賃金は搾取されてしまいますが、社会主義では労働に応じた賃金がもらえる。そして、必要な時に必要な分だけもらえるのが共産主義、というのがカール・マルクスの考えです。
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