貿易収支(日本)とは
貿易収支とは、財務省が毎月公表している輸出と輸入の差額です。
貿易収支の数値がプラスで出ると、輸出が輸入より大きいことを示していることになります。逆に、貿易収支の数値がマイナスで出ると、輸出が輸入より小さいことを示していることになります。貿易収支の数値がプラスの場合を「貿易黒字(ぼうえきくろじ)」、マイナスの場合を「貿易赤字(ぼうえきあかじ)」と言います。
貿易収支(日本)の見方(相場への影響)
貿易収支は、黒字が続けばその分相手国から外貨がたくさん得られるということになります。その外貨はいずれ日本円に交換することになりますので、相手国通貨を売って日本円を買うという行動に繋がり、円高の圧力となります。逆に、貿易収支の赤字が続けば、円安の圧力となります。
日本は輸出大国ですので、貿易収支は黒字の方が望ましいのですが、貿易収支が黒字だとすると円高の圧力が高まりますので、企業にとって輸出が痛手になりかねません。逆に、貿易収支が赤字だとすると円安の圧力が高まりますので、企業にとっては輸出がしやすくなります。よって、日本経済にとってはそのバランスが大切です。
貿易収支の推移
貿易収支の推移は、姉妹サイト「株式マーケットデータ」の以下のページで確認することができます。
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