住宅取得能力指数(読み方:じゅうたくしゅとくのうりょくしすう|英語:Housing Affordability Index)とは、全米不動産協会(NAR)が公表している、家計の住宅を取得(購入)する能力を示す指数のことです。 同指数は、住宅の抵当権を担保にしたローンであるモーゲージローン(日本の住宅ローンに相当)で住宅を取得するために必要な最低所得水準と実際の所得水準の比率によって算出される指数です。
住宅取得能力指数は、家計の所得が増えれば高くなり、モーゲージローンの金利や住宅価格が上昇すれば低くなります。同指数は、100以上であれば実際の所得水準が住宅を取得するのに必要な最低所得水準を上回っていると見る指数です。要するに、100以上であれば住宅取得が可能な所得を得ているということになります。例えば、同指数が160の場合は、実際の所得水準が住宅を購入するのに必要な最低所得水準を60%上回っている、と見ます。 同指数は、2006年には100近傍まで低下したことがあります。同指数が100ということは、住宅取得能力に余裕がなかったことを示します。一方、2013年にはFRBの金融政策による金利低下によって、同指数は214まで上昇したこともあります。
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