米国の小売売上高の見方
小売売上高は、変動の大きい自動車を除いた「コア指数」の「前月比」が注目されます。米国はGDPの7割が個人消費で占められますので、
- 小売売上高が強い数字で出れば、米国の景気は回復(景気拡大)
- 小売売上高が弱い数字で出れば、米国の景気は減速(景気後退)
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を示します。
また、小売売上高は、ガソリン価格の変動や雇用情勢によっても変動しやすいことを覚えておきましょう。
- ガソリン価格が上がっていれば、小売売上高は上昇しやすい
- ガソリン価格が下がっていれば、小売売上高は下落しやすい
- 雇用情勢が良ければ、消費者心理が改善し、小売売上高のプラス要因に
- 雇用情勢が悪ければ、消費者心理が悪化し、小売売上高のマイナス要因に
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小売売上高は9月の数字が注目されます。米国では9月が新学期の時期なので買い物が増える時期です。この時期に消費が増えているかどうかが大事となります。また、9月の小売売上高が良ければ、12月(年末商戦時期)の数字もよい傾向があります。
小売売上高の推移
小売売上高の推移は、姉妹サイト「株式マーケットデータ」の以下のページで確認することができます。
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