企業や消費者の景況感(センチメント)を示す指標は、今後の景気の動向を計る重要な経済指標です。金融商品の相場は将来を予見して動きますので、景況感(センチメント)の経済指標は材料視されやすいです。景況感(センチメント)の調査は、企業や消費者の景況感(センチメント)を計るために、アンケートという形で調査されるものです。今後の企業や消費者の景気動向を把握する際に重要視される調査となります。
ただし、その景況感(センチメント)が今後の景気を占う指標となりえるか、と言えばそうでもないことが多いです。
景況感(センチメント)は、株価の動向と連動することが多く、株価が良いから景況感(センチメント)がついてくる、という見方もできますので、景気に対しては遅行しやすいという欠点があります。実際、当該国の株価が高値圏にある時は、景況感(センチメント)の数字も高く出やすい傾向にあります。ですが、市場は景況感(センチメント)を重んじる傾向にあり、株高状態の時に良い景況感が出れば、さらに盛上がる材料となりますし、その国の通貨も買われやすくなりますので、重要な経済指標となります。米国では、この景況感(センチメント)が非常に重要視されていますので、景況感(センチメント)に関する経済指標は非常に多いです。また、欧州でも、日本でも、この景況感(センチメント)の結果が良ければ、株式市場や為替市場は好感する傾向が強いので重要な経済指標です。
グローバル製造業PMIの推移(チャート含む)
世界の貿易量の上下に影響しやすいグローバル製造業PMIの推移は、姉妹サイト「株式マーケットデータ」で確認することができます。
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