GDPは、名目GDPと実質GDPに分かれます。
名目GDPとは名目GDP名目GDP(読み方:めいもくじーでぃーぴー|英語:Nominal GDP)とは、物価を加味したGDPです。物価と物の量がどれだけ増えたかを示しています。 実質GDPとは実質GDP(読み方:じっしつじーでぃーぴー|英語:real GDP)とは、物価は加味されていないGDPです。物の量がどれだけ増えたかを示しています。 |
例えば、GDPを車の場合だけで考えると、今年は去年より多い台数売れたら実質GDPは上がります。さらに、 今年は去年より高い値段で多い台数売れたら名目GDPが上がります。「名目GDP」が上がるということは、物価も上がっているということです(「実質 GDP」は物の量だけです)。ゆえに、景気回復には名目GDPが上がる必要があります。
経済が成長していれば物価も上昇(インフレ)しますので、名目GDPの成長率は実質GDPの成長率より高くなりますが、名目GDPの成長率が実質GDPの成長率より低くなれば注意が必要です。名目GDPの成長率が実質GDPの成長率より低い状態というのは供給過剰を示しますので、デフレ圧力が強いことを示し、景気を下押しする要因となります。
姉妹サイト「株式投資大百科」より
日本・米国(アメリカ)・中国の名目GDPと実質GDPの推移は、姉妹サイト「株式マーケットデータ」の以下のページで確認できます。
雇用
生産
物価
景況感(センチメント)
貿易収支
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生産
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