GDPとはGDP(読み方:じーでぃーぴー)とは、「英語:Gross Domestic Product」の略で、国内で1年間に新しくつくり出された生産物やサービスの金額の総和のことです。日本語訳は「国内総生産(こくないそうせいさん)」です。 |
生産が増えているということは、生産されたものが消費されているということですので、経済の状態が良いということになります。生産されたものが消費されますので、企業は生産を増やさないといけないです。企業が生産を増やすためには設備投資を増やさなければいけないですし従業員も増やさなければいけないので、雇用が増え、賃金も上がりやすくなるので人々はお金を使うようになります。ゆえに、生産が増えているかどうかを示すGDPの伸びは、景気の改善を示すことになります。GDPの増加率は経済成長率を示しますので、それはその国の一番大きなファンダメンタルズとなります。このため、GDPは景気のトータル値として捉えられます。世界各国の景気はGDPの増減で判断されるのが通例で、その国の経済規模を示す指標として最も重要視されます。
GDPを上げるには、企業の生産や利益が上がるだけではダメです。個人消費や政府の支出も上がらなければGDPは下がります。GDPが下がるということは経済が不調ということなので、金利を下げる経済対策が行われやすくなります。また、2期連続でGDPがマイナスで出るのは経済の低迷が深刻であることを示し、景気後退・不況入り、デフレ突入と判断され、世論では政策に対しての疑問が沸いてきやすくなります。
GDPが伸びている局面では、株の世界ではPERが伸びやすくなります。GDPが伸びていると、今後さらに経済状態がよくなることが予想されますので、次期の決算ではEPSが上昇する、との思惑から、PERが上昇しやすくなるのです。GDPが伸びている局面では、それまでのPERの基準とは違う相場になることがありますので注意が必要です。
姉妹サイト「株式投資大百科」より
名目GDPと実質GDPの推移は、姉妹サイト「株式マーケットデータ」の以下のページで確認できます。
:姉妹サイト「株式投資大百科」の解説ページ |
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