[月足(日経 平均)] 1985年からのチャート
移動平均線
- 黄色:9カ月移動平均線
- 水色:24カ月移動平均線
- 赤色:60カ月移動平均線

チェックポイント!(6月末時点・月足は月初更新)
6月の日経平均の月足は、引き続きボリンジャーバンドの中心線での保ち合いですが、久々に24か月線を割れが出てきました。
月足は2018年から形成していたトリプルトップの上限を2020年11月に上抜いた所から上昇トレンドが発生して保ち合いを形成中。これはトレンドの休止の形で通常は上昇トレンド継続の型ですが、6月もその型を継続したという所です。
ここから下落した場合、トリプルトップの上限(2018年10月の高値)を価格が割るかどうかがポイントになります。このトリプルトップの水準に価格が落ちてこない間はトリプルトップの上抜けの否定とはなりません。上昇トレンドが終了するかどうかはそこで判断できるかと思います。
月足の戦略としては、2021年11月にボリンジャーバンド+1σ割れが出て短期トレンドの転換の形が出た所でヘッジを掛けていますのでずっと様子見の所ですね。かなり完璧なトレードになっていますが、ヘッジを外すタイミングは高値を陽線で明確に上抜けた時点で変わりありませんのでしばらく様子見です。

[週足(日経平均)]

移動平均線
- 黄色:13週移動平均線
- 水色:26週移動平均線
- 赤色:52週移動平均線
チェックポイント!
日経平均の週足は、そう型は変わっていませんが、ダブルトップのネックライン割れ(水色の囲みの下の線)とその否定の攻防が続いている所です。ネックライン割れでは日銀のETF買いが入りますし、自社株買いの持ち上げもあり定まらない所です。
日経平均は下支えはあるものの上で買う人はいないという状況が続きますが、それだけの相場という見方もできるかなと思います。
日経平均は20年11月からの上昇トレンドは引き続き継続中で、20年11月に18年から形成していた保ち合いを上抜けて上昇トレンドが発生しましたが、この否定形はこれまでまだ出ていないです。この否定形は20年11月2日の週の高値が割れた時点で完成しますので、今後下落した場合はそこがポイントになりそうです。そのポイントは24389円です。
戦略ではヘッジを入れたまま様子見している所で、ネックライン割れでも関係がなく、日銀のETF買いで戻せるので売りでは攻めないとしていましたので、近々の相場は見ているだけですね。ファンドの買いや自社株買いありますから下は攻めれないです。
戦略は、長期のトレンドはしっかり取って天井でヘッジ入れてるほぼ完璧な戦略ですので様子見でOK。ヘッジを外すポイントだけ見ていけばいいと思います。ヘッジを外すポイントは21年2月高値抜けのみです。すごい距離ありますけど。日経はしばらくやることがなさそうです。

[先週の日足(日経平均)]

移動平均線
- 黄色:5日移動平均線
- 水色:10日移動平均線
- 赤色:25日移動平均線
- 緑色:75日移動平均線
- 白色:100日移動平均線
- オレンジ色:200日移動平均線
ボリンジャーバンド
- 灰色:ボリンジャーバンド(±1σ・±2σ・±3σ)
- 中心線:20日
中心線は21日や25日にすることもありますが、20日がハマってそうなので、20日を表示させてます。ちなみに、ボリンジャーバンドの開発者のボリンジャー氏は、基本設定は20日を推奨しています。
短期トレンドの転換とは
短期トレンドの転換の解説は、以下のページを参照してください。
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[今後の展開予想と戦略]
チェックポイント!
日経平均の日足も週足と同様に21年1月から形成している保ち合い割れ、ダブルトップのネックライン割れとその否定の攻防。日本は下支え要因が多過ぎるので下降トレンドには至っていないです。
日銀が下支えアピールをしてきてますので、これまでの戦略通り、売りで攻めないスタンスでいいかなと思います。日本は日銀のETF買いやファンドの買い、自社株買いもありますので下は攻めれないです。
トレードはヘッジ入れたまま様子見の所、今後下がっても売りでは攻めない、今後上昇の場合は2月高値を明確に陽線で抜けた所がヘッジを外すポイント、これまで書いてきた戦略でいいと思います。見方も戦略も上記の週足と同様です。
NYダウ(日足)

チェックポイント!
(当欄は6月29日時点で書いています)
NYダウは短期トレンドの転換が出てヘッジをかけるポイント5月20日の安値近辺を上抜きましたので一旦ヘッジをかけるタイミングになりました。ここを再度下抜いてくればヘッジ外しになります。ヘッジを入れる外すの判断はこのラインでいいかなと思います。NYダウは三尊天井の完成からその否定形は出ていない所ですので、基本戦略は戻り売りになる所です。
NYダウは節が多くてやりにくいチャートなので、それ以外やらなくていいと思います。
三尊天井については、上のチャートに印を付けておきました。水色の丸が三尊天井の谷、赤色の丸が三尊天井の左肩と頭の部分です。黄色の丸は右肩です。谷の赤色の丸がネックラインです。
NYダウは三尊天井が完成していますので、上昇の場合にポイントとなるのは黄色の丸の右肩部分です。三尊天井がだましになったと判定できるのは、この黄色の丸を明確に抜いた時です。ここを抜けれない間は三尊天井の否定形とはならず、三尊天井はまだ機能していますので、三尊天井の否定形が出ていない間は戻り売りが基本戦略になります。逆に言えば、三尊天井の否定形が出れば売りは逃げる所となります。
ナスダック(日足)

チェックポイント!
(当欄は6月29日時点で書いています)
ナスダックは姉妹サイト「株式マーケットデータ」の以下の記事で、これまでの推移と戦略をまとめて書きました。当欄でこれまで継続して書いてきたことですが、わかりやすく書いたつもりなのでよかったら見てください。
ナスダックはベアマーケット(下落相場)入り
そして、この記事の続きの戦略や当欄の戦略の補足を、株式マーケットデータの公式ツイッターの方でも書いてるので、よかったらそちらもご覧ください。
さて、ナスダックは株式マーケットデータのツイッターでテクニカル分析と戦略をたくさん書いてますのでそれと同じ内容になりますが、23日に保ち合いのサポートラインを回復する上昇。13日のランナウェイギャップが否定されると売り方はキツイので戦略通り一旦ヘッジの対応になってますね。
保ち合い回復は保ち合い下抜けのだましの形ですので、ヘッジを外す・入れ直すの判断は今の所、このラインでいいと思います。保ち合い回復ですので通常は保ち合いを上抜けやすい形ですが、今週は叩かれて弱い展開です。メジャーSQから流れが変わったなぁと思いましたし、証拠金の米個人投資家が相場下落してますから強制退場になっているとの報道があったので、ショートカバーで結構上がってもおかしくないかなと思ってましたが、なかなか弱い展開です。でも、戦略としては保ち合いのサポートラインでヘッジ外す・入れるの判断だけでいいかなと思います。
さて、引き続き前から書いていることを載せておきますが、今後上昇して20%ライン(12969.78)を上抜けた場合、その頃はヘッジがかかってる戦略になってますので、ヘッジかけたポジションはそのままに、20%ライン回復時点で新規買いは軽く入れる所だと思います。ナスダックはベアマーケット入りしても即戻してしまうという傾向が過去にありますので、ベアマーケット入り否定の型が出れば試し買いは軽く入れる所だと思います。20%ラインを明確に上抜けた後、即下抜けして再度ベアマーケット入りすればそこで即損切りすれば大したロスにもなりませんから、そこは試しに入ってもいいんじゃないかなと思います。
さて、ナスダックは最高値近辺での売り仕掛けでベストな展開・戦略になってますので、ヘッジでしっかり対応しながら大事にいきましょう。
というわけですが、「新高値更新からストンと下がるパターン」の最終局面は壊滅的になりやすいと当欄で1年以上書いてきましたので、ここから大きく戻されると筆者としてはなかなかキツイです。1年以上「この型が出たらヤバイ」と書き続けてきましたから・・・今の所は予想通りの展開ですけどね。「新高値更新からストンと下がるパターン」の最終局面は、こんな調整ぐらいの下げでは収まらないので、収まった場合は筆者の間違いです。その場合はすみません。だいたい50%程度の下落を見てましたので、まだまだ道半ばぐらいの下げです。
というわけで、毎度書いてる「新高値更新からストン」と下がるパターンについて載せておきます。

このパターンの特徴は、「新高値更新からストン」と下がりながら上昇トレンドを築いていくというパターンがいつ終わるのか傾向がわからないという所と、このパターンの場合はテクニカル指標はだましが多くなるという所です。ただ、このパターンが終わる時の下落はかなり大きなものとなるという特徴もあります。
新高値更新時のパターンは大きく2パターンあって、新高値更新からストンと下がるパターンと、モメンタムを伴って大きく上昇するパターンがあります。この2パターンについては去年幾度となく書きましたので割愛しますが、ナスダックで出ていた新高値更新からストンと下がるパターンは、トレンドの終了が捉えにくい特徴があります。「新高値更新からストン・新高値更新からストン」というパターンを繰り返しながら上昇トレンドを築きやすい傾向がありますが、このパターンがいつ終わるか、テクニカル分析としてはその傾向がありません。一発で終わる可能性もありますし、複数回続く場合もあります。このパターンの場合はダイバージェンスもだましが多くなりますのでそれもアテになりません。このパターンはいつか終わるのですが、それがいつかの傾向はまちまちです。そして、そのパターンが終わった時はかなりの下げになりやすいのが特徴ですので注意が必要です(ただし、必ずそうなるというわけではありません)。
ドル円

チェックポイント!
(当欄は6月29日時点で書いています)
ドル円も株式マーケットデータの公式ツイッターで、この欄の戦略と併せてツイートしてますので被る内容が多くなりますが、6月15日の高値抜けが出ましたのでヘッジ外しの対応となりました。ツイッターの方で、これはあまりいいヘッジのポイントじゃなかったなぁと思った旨を書きましたが今の所は効いてますので、再度15日の高値割れが出ればヘッジのかけ直しという対応になります。ドル円は短期トレンドの転換が出ている所ではありませんので、トレンドは継続しているのですが、モメンタムもないので保ち合いを形成しやすい所かなと思います。ゆでに、今後下がってヘッジのかけ直しになった場合、次は保ち合いの上抜け・下抜けをヘッジのポイントにするよう切り替えようと思ってます。
さて、ドル円はここから高値更新からストンと下がる相場になるとややこしいなぁという懸念がありますので、細かくヘッジのポイント変えながらしのいでいく所かなと思います。
さて、重要なドルインデックスですが、

ドルインデックスの推移は「ドルインデックス(ドル指数) 」で確認できます。
ドルインデックスは対称三角型出てそれを上抜けた展開。上抜けましたので上昇トレンドが出やすい所ですが、チャートが先読みしにくい型ですので、6月15日の高値を明確に抜いてこない間は三尊天井になる可能性もあるので注意が必要かなと思います。
ドルインデックスは2月から形成していた上昇トレンドのサポートラインを上抜けた所でヘッジ外しになってて、それで今の所は問題ないですが、ここを下抜けてきた場合はヘッジのかけ直しです。
ドルの動向は金利と同じように重視して見ておかないといけないと思ってます。例えば債券安でドル安になった場合は危ない局面に入りますので、金利とドルはしっかり見ておきたいです。
今週はここまでですが、何か書き忘れたことや相場見て考え方変わった場合は投資戦略のブログで書きます。
→現在、投資戦略のブログは時間がなくて書いていません。株式マーケットデータの公式ツイッターの方でテクニカル分析のツイートもしていますので、そちらをチェックしていただけたらと思います。

この「直近のテクニカル分析」の欄は、週一回更新しています。日々の日経平均などの相場に応じたテクニカル分析は、姉妹サイト「投資戦略」のブログで行っていますので、よかったらそちらも参考にしてください。相場に応じて見方の変更等々ありますので、逐一チェックしていただければと思います。また、トレードの判断は、charTradeに準じています。charTradeはテクニカル分析を土台としており、テクニカル分析の解説は、姉妹サイト「株式投資大百科」の「テクニカル分析」のページで項目ごとに解説していますので、そちらも参考にしていただければと思います。
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テクニカル分析はcharTradeの基礎編も参考に
建玉法ービラミッディングー
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