ザラバ(ザラ場|英語:intraday)とは、寄付きと大引けの間に行われる取引のことです。
寄付きとはその日の最初の売買、大引けとはその日の最後の売買のことです。ザラバとは、その間に行われる取引のことをいいます。
要するに、日中取引が行われている時間帯の取引のことをいいます。 |
思惑と期待で株価は動く
ザラバでは、投資家の様々な思惑が交錯して株価が形成されていきます。株価は、期待と思惑で動く特性がありますので、ザラバの株価の動きは、投資家たちのその日の思惑や期待の結晶と言えます。
ザラバでは、株価は様々に動いていきますが、何の材料も出ていない状態の時に企業の収益が何分間で何%も変動してくるとは考えにくいので、株価がそのような動きをしていたら、それは投資家の思惑や期待で動いている(取引されている)と判断できます。株式とは、そもそもそういったもので、株式の価値は投資家が決めるものです。株式だけではなく金融商品全般がそうであると言えます。
「大事な株価」の話
そもそも相場というものは、将来の価値を織り込んでいくものです。将来の価値を当てるゲームと言ってもいいかもしれません。株価は、将来の企業収益をどんどん織り込んでくるので、ザラバでは投資家のそういった予測や期待値によって形成されていきます。ただし、ザラバの間の相場変動が、すべて将来の企業収益を見越した動きであるかと言えばそうではありません。単純な価格変動に乗って利幅をとるだけの投資家の動きも相当多いので、全ての価格変動に一喜一憂する必要はありません。株価には「大事な株価」というものがあります。翌日以降に影響する株価がそれにあたるのですが、それは寄付きでの株価(始値)と、大引けでの株価(終値)となります。その二つの株価が、翌日からの株価には重要な株価となります。その二つの株価は、テクニカル分析に影響してきますので注意して見ておく必要があります。
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