「半値戻しは全値戻し」とは
「半値戻し」には、「半値戻しは全値戻し」という格言がありますが、それには2つの意味があります。
- 半値まで戻したら勢いがあるので全値(元の水準)まで戻る。
- 半値まで戻したら全値(元の水準)まで戻したのと同じことなので、深追いせず利益確定した方がいい。
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「半値戻しは全値戻し」は、@の意味のみで捉えられていることが多いので注意が必要です。
株価が半値まで戻した場合、見るべきポイントは基本的に出来高となります。下がった株は上値が重くなりますので、半値以上は出来高が増えなければ上がりにくいです。よって、株価が半値まで戻した時は、出来高が増えるかどうかをまずは見て判断する方がいいです。
半値戻しとは
半値戻しとは、下落した相場が一時的に反転する際、その下落した分(下落幅)の1/2まで株価が戻ることです。1/2まで株価が戻れば、その後、また下落相場が続きやすいとされています。この一時的な反転は、売り方による買戻しの上昇であったり、その買戻しがくるのを狙った投資家の買いによる反転ですので、本物の反発とはなりにくい傾向があります。ゆえに、下落した分の1/2以上に株価は上がりにくいとされ、そこで買い圧力は弱まり、また下落相場が続きやすいです。半値戻しは、相場が下落した際によく意識される上値メドとなります。
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