IPOの抽選を申込めるのは「幹事会社」だけです。そもそもIPOは、どの証券会社でも抽選できるものではありません。その銘柄のIPO株が割当てられた証券会社に申し込む必要があります。どの証券会社でも、一様に割当てられているわけではないので注意しましょう。
IPO株が割当てられた証券会社は「幹事会社」と呼ばれ、次の3つに区分されています。
・主幹事証券会社(第一幹事会社)
・副幹事証券会社(副主幹事、第二幹事会社)
・平幹事証券会社(幹事会社)
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このうち、IPO株がもっとも多く割当てられるのは「主幹事証券会社」です(平幹事証券会社は一番少ない)。よって、IPOは主幹事証券会社で申し込むのが一番当選する確率が高いです。
IPOは、前受金をいれなければいけないのが原則です。IPOは、申し込みをする証券会社の口座にIPOを買えるだけの資金を入れておかなければ抽選の対象外になりますので、申し込みをする前に入金しておきましょう。
IPOの売り時
IPOは初値売りが基本です。IPO株は公開後、多くの場合は下落しやすいです。下落した後、優良企業であれば反転上昇することもありますが、リスクが大きいです。新規に公開された株は、プロでも値動きが予測できないものです。よって、IPOは初値売りが基本となります。
また、IPOの公開後の初値は、100%で公募価格を上回るとは限らないです。IPOの公開後の初値は公募価格を上回る確率が非常に高いので投資家に人気なのですが、時々、公募価格を割った初値がつくことがあります。その場合は諦めた方がいいです。その場合でも初値で売った方が賢明です(損失が出ますが)。以後の値動きが予測できない新規公開株は、手放しておいた方がリスクが少ないですし、もし、どうしてもその株を保有したいのであれば、底を打った時にまた仕込めばいいです。
IPO
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