配当とは
配当(読み方:はいとう|英語:dividend)とは、株式を発行した企業が、収益の中から株主に還元する利益のことです。配当は、現金で還元される「配当金」の場合もあれば、株主優待として自社の商品やサービスで提供されることもあります。
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配当で経営の安定をチェック
安定的に経営を続けているかどうかは配当を見ればわかります。その企業がコンスタントな配当を続けていれば経営が安定している証拠となります。また、前期より配当を増やす増配は、好調な企業業績を示すため株価上昇要因となりますし、逆に前期より配当を減らす減配は、経営悪化を示すため株価下落要因となります。そして、利益が上がった時に「特別配当」として1期だけ増配が行われることもあります。
配当はいつ行われる?
配当は、中間決算期(第2四半期)と本決算決算期(第4四半期)の年2回、株主に還元されることが多いです。中には、3カ月ごとの「四半期配当」を行う企業もあります。ただし、配当は企業の利益に応じて還元されるため、配当金の額は変動します。また、赤字で決算を出した企業や内部留保が少ない企業は、配当がない(無配)場合もあります。
配当と金利を比べる
配当は、金利と比べて高いことが魅力であったり、株主優待が魅力の企業もあります。金利に比べて配当が魅力的でなければ、リスク資産(危険資産)の株式より安定資産の債券に投資したいと思う投資家が多くなりますし、金利に比べて配当が魅力的であれば株式に投資したいと思う投資家が多くなります。ただし、配当が魅力だからといって、配当狙いの投資はあまりよくないとされています。配当を目的として株を買っても、そこから株価が下がってしまっては配当以上に損失が出てしまうためです。ゆえに、株式投資は純粋に株価上昇を狙った投資が一般的です。
1株配当とは
1株配当(ひとかぶはいとう)とは、1株あたりに還元される配当金のことです。「1株配当=5円」となっていれば、その企業の株を決算期に1株持っていれば、5円貰えるということです。100株持っていれば500円。ただし、そこから税金は引かれます。
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