仕手株とは
仕手株(読み方:してかぶ|英語:speculative stock)とは、ファンダメンタルズ分析では説明できないような水準まで株価が上昇した銘柄のことです。集中的に資金が投資され、株価が吊り上げられた(仕手化された)銘柄のことをいいます。特定の銘柄を仕手化する投資家を「仕手筋(してすじ)」と言います。
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仕手とは・仕手戦とは
仕手(読み方:して|英語:speculator)とは、投機目的で意図的に相場を作り出す大口の投資家や相場師のことです。仕手は安く買って高く売る「買い方」と、空売りでの儲けを狙う「売り方」がいます。その双方の攻防を「仕手戦(読み方:してせん|英語:speculative
go round)」といいます。
仕手筋の手法
仕手筋は、仕手化したい特定の銘柄の株を安値で虎視眈々と拾い集めます。拾い集めが終了したところで、ここぞ!とばかりに一気に資金を投資して株価を吊り上げ、出来高を増やして投資家の注目を集めます。注目が集まると他の投資家が集まってきて買い需要が増えますので、株価はさらに上昇します。仕手筋は、その瞬間に今まで安値で買い集めていた株を売って利益を出しています。
仕手株は、仕手筋同様に安値で仕込めていたり、仕手筋が吊り上げる株価の上昇に上手く乗れれば利益を上げることができますが、仕手株は上昇が早い反面、下落も相当早いので、初心者の方は仕手株と思われる銘柄は手掛けないようにしましょう。上昇している仕手株に乗って買ってみたけどそこで上昇が止まり、結果、高値掴みとなってしまう投資家は多いです。高値で掴んでしまったら株価がその位置まで戻ってくることは考えにくいので(もともと、株価が動かないような銘柄が仕手化されやすいので)、損失が出るか、その株は塩漬け株(含み損が出ていて売るに売れなくなってしまった株)になってしまうことも多いです。ゆえに、初心者の方は仕手株への投資は避けるようにしましょう。
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