ベンチャー企業
ベンチャー企業(べんちゃーきぎょう)とは、新しい要素があって、既存の企業にはないことをする中小企業のことです。ベンチャー企業は「新興企業(しんこうきぎょう)」とも呼ばれています。
ベンチャー企業は、事業をはじめてから軌道に載せるまでが「スタートアップ段階」です。ベンチャー企業がスタートアップ段階で資金を集めることは困難で、この段階での主な出資者となるのはベンチャーキャピタルです。1つのファンドの期間は原則10年で、この期間にベンチャー企業が株式を公開できればベンチャーキャピタルは大きなキャピタルゲインを得ることができます。ただし、日本の場合、日本のベンチャーキャピタルは出資する段階が遅く、株式を公開できる見込みがたってからでないと出資してくれないことが多いので、実際のベンチャー企業は、スタートアップ段階で自己資金を使うか借金をして経営していることが多いです。
ユニコーン企業との違い
非上場企業であるものの、企業価値が10億ドル以上と試算されているベンチャー企業を「ユニコーン企業」といいます。ユニコーンのように稀で、巨額の利益をもたらす可能性がある企業、という意味で名付けられました。ただし、実際の企業価値を算出するのは難解で、企業関係者や投資家も理解できない部分があり、実際の企業価値は、試算されている企業価値より低い傾向もあります。
証券取引所
証券取引所(しょうけんとりひきじょ)とは、株式や債券などの有価証券やその派生商品を売買注文が集まる場所です。日本では東京証券取引所(東証)、名古屋証券取引所、福岡証券取引所、札幌証券取引所があります。大阪証券取引所は東証と経営統合してデリバティブ取引所に転換しました。
有価証券
証券(しょうけん)とは、財産上の権利を表す証書です。証券は、一定の権利と義務・法律上の効力を持っている金融商品取引法の「金融商品」にあたります。財産的価値がある株式や債券などを「有価証券(ゆうかしょうけん)」といいます。
金融商品
金融商品(きんゆうしょうひん)とは、預金や保険、株式、投資信託、外国為替、債券、またそこから派生したデリバティブなど、銀行や保険会社、証券会社などが扱う商品です。
気配値
気配値(けはいね)とは、証券取引所に入っている売買の注文状況をまとめた一覧表です。以前、気配値は黒板に注文状況が書き込まれていたため、気配値は「板(いた)」とも呼ばれています。「板気配(いたけはい)」と呼ばれることもあります。
気配値は以下のような表です。
気配値は、現在証券取引所に入っている買いと売りの指値注文が示されています。指値注文が入っている価格のことを「気配値(けはいね)」あるいは「気配(けはい)」といい、買い注文の気配を「買い気配」、売り注文の気配を「売り気配」といいます。それぞれ「株数」が表示されます。
|