高値とは
高値(読み方:たかね|英語:high price)とは、1日の取引の中でついた最も高い値段のことです。
もし1日のうち最も高い値段が大引けでついたら「高値引け(たかねびけ)」、1日のうち最も高い値段が寄付きの値段であった場合は「高寄り(たかより)」、もしくは、寄付きが天井だったということで「寄り天(よりてん)」と言われます。
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高値引けしたら
高値引けとは、1日のうちで最も高い値段が大引けでつくことですが、もし投資している銘柄が高値引けすれば、翌日の株価も期待が持てることになります。
というのも、ザラバで上昇している株というのは、スキャルピングやデイトレードを行う投資家が集まりやすく、そういった投資家に買われて株価が上昇している面があるのですが、スキャルピングやデイトレードを行う投資家は、基本的に、ポジションを翌日に持ち越したくないため、後場の14時以降はポジションを解消するために、その日に買っていた株を売りやすくなるのです。ですが、高値引けは、その売り圧力もおさえて株価が上昇したまま取引を終了するのですから、何か翌日も上昇期待が持てるような材料が出たのかもしれませんし、または安すぎる株価に買戻しが断続的に入ったのかもしれないということで、翌日も期待が持てるのです。もしかしたらスキャルピングやデイトレードをしている投資家も、この株は強い、と思って売らずに持ち越したのかもしれませんし。ですから、高値引けした株は、翌日も期待が持てるのです。
寄り天になったら
寄り天とは、1日のうち最も高い値段が寄付きでつくことですが、寄り天の場合、寄付きに買いの注文が殺到して株価が上がったけど、その後、売り圧力に負けて、それ以上株価が上がらなかったというものです。
もし投資している株が寄り天になったら気をつけなければなりません。というのも、寄付きで十分株価が上がったから売りたい、と思う投資家が増えて、その売り圧力に、買いの圧力が及ばなかったということですので、寄付きの株価が高値のメドとなってしまうからです。寄付きの株価を抜くだけの力がなかったということですので、もう上昇する余地はあまりないな、と思う投資家が増えて、売りが加速しやすくなります。ですので、投資した株が寄り天したら気を付けなければならないのです。そこで一度ポジションを落とすもの手でしょう。
ただし、この寄り天の株価を翌日上抜いた時は、株価は上昇に弾みがつきやすくなります。前日の寄り天の株価が高値のメドだと思っていた投資家はびっくりして、まだ上がるのかぁ、と思って買ってきやすくなりますし、前日の寄り天の株価が高値のメドだと思って売り仕掛けていた投資家も、まだ株価は上がる、と思って買戻しを入れてきますので、前日の寄り天の株価を翌日上抜いたら、株価の上昇に弾みがつきやすくなります。
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姉妹サイト「株式投資大百科」より
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