VIX指数とは
VIX指数(読み方:びっくすしすう|英語:CBOE volatility index)とは、別名「恐怖指数」とも呼ばれる、S&P500の価格変動に対する投資家の心理を示している指数です。日経VIの米国バージョンです。VIX指数は「ボラティリティ指数(ボラティリティインデックス」の略称です。
VIX指数は、CBOE(シカゴ・オプション取引所)が1993年に開発した指標で、当初はS&P100を対象としていましたが、その後に改訂されてS&P500のボラティリティ指数となりました。
VIX指数は、相場の先行きに不確実性が高まるとその数値が大きく上昇する傾向があることから「恐怖指数」とも呼ばれています。
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VIX指数の計算
VIX指数は、CBOEに上場しているS&P500オプションの価格(期近2限月のアット・ザ・マネー(ATM)近傍およびアウト・オブ・ザ・マネー(OTM))から計測される期間30日の予想ボラティリティの指数です。
VIX指数の推移
VIX指数については、当サイトの姉妹サイト「株式マーケットデータ」で、これまでの推移(時系列)が確認できます。また、株式マーケットデータでは、NYダウ版のVIX指数である「VXD」や、ナスダック版のVIX指数である「VXN」の推移も掲載しています。
→VIX指数の推移
→VXD(ダウ版VIX指数)の推移
→VXN(ナスダック版VIX指数)の推移
→VXDとは(ダウ版VIX指数)
→VXNとは(ナスダック版VIX指数)
VIX指数の見方
VIX指数は、その数値が高いほど、投資家は相場の先行きに不安を抱いていることを示します。
VIX指数は、その数値が低いほど、投資家は相場の先行きに楽観的であることを示します。
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要するに、VIX指数の数値が高くなればリスクオフの状態に傾き、低くなればリスクオンの状態に傾きやすくなります。
VIX指数は通常、14から24程度で推移します。VIX指数が11から12まで下がると相場はリスクオフの状態に傾きやすくなります。逆に、そこから上昇に転じやすくなる水準でもあります。VIX指数は、その数値が20から30まで上昇すれば天井圏となります。株価の底となりやすいです。ただし、VIX指数は恐怖指数でありますので、金融危機など起これば、その値は20から30まででは収まらず、そこから大きく上昇しやすくなります。VIX指数は、これまで最大89まで上昇したこともあります。
動画で解説ーYouTube−
→[動画で解説] VIX指数(ビックス指数)とはー見方と水準ー
VIX先物の買い・売り建玉(ロング・ショートポジション)の推移
VIX先物の買い・売り建玉(ロング・ショートポジション)の推移(チャート含む)は、当サイトの姉妹サイト「株式マーケットデータ」で、これまでの推移(時系列)が確認できます。簡単な見方の解説も載せていますので参照してください。
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