三段高下の法則とは
三段高下の法則(さんだんこうげのほうそく)とは、相場の波動理論の一種として有名な法則で、上昇相場は3つの上昇波と2つの調整安の波で形成され、下落相場は3つの下落波と2つの調整高の波が形成されるというものです。
三段高下の法則は、日足より週足や月足などの長い期間になるほど精度が上がる法則です。 |
三段高下の法則の上昇相場
上昇相場では、三段目の上げが相場の天井となります。上昇相場には2つの調整安がありますが、1つ目の調整安より2つ目の調整安の下げの方が小さくなりやすいとされています。
三段高下の法則の下落相場
下落相場では2つの調整高がありますが、1つ目の調整高より2つ目の調整高の上げの方が小さくなりやすいとされています。そして、2つの調整高を経た三段目の下げが大底になります。
相場は一本調子で上昇や下落をすることはなく、上昇相場では上昇と下落を、下落相場では下落と上昇を経て形成されます。これは、上昇相場では買い方が増えて相場は上昇するのですが、買い方は利益が出れば、それを売って利益確定しようとするため、売り圧力が高まり、一時的に調整安の場面が現れるためです。その調整安が一巡すれば、また買い方が増えて買い圧力が高まり、上昇するのです。そのようにして上昇相場は形成されます(下落相場では上昇相場の逆のことが言えます)。
ただし、相場ですので、三段高下の法則が必ずしも当てはまるとは言えません。三段でない場合もあります。また三段高下の法則は、日足や週足、月足などのチャートでは見え方が違う場合もあるので注意してください。日足で見ると三段高下の法則は天井を打っているのに、週足ではまだ一段目、といったこともありますので、日足や週足、月足を見比べて、今現在の相場の位置を確かめることが大切です。
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