七夕天井
7月は例年、初旬は比較的需給環境が良い(6月決算やETFの決算がある)ので上がりやすい傾向にありますが、七夕近辺の初旬以降は材料不足になりやすい時期となります。また、この時期は例年、自動車業界が工場の稼働を停止しやすい時期でもありますし、米国の経済指標である失業保険申請件数が増加しやすい時期でもあります。さらに、この時期はイスラム圏ではラマダン入りとなりますので、投資マネーが薄れる時期ともなります。そして、7月中旬以降は外国人投資家が夏休み入りするため、買いも細ってきます。ゆえに、これらのことから相場は七夕に天井をつけやすいというアノマリーがあります。
天神底
七夕に天井をつけた相場は、上記などの要因によって下落に転じやすくなり、大阪の天神祭前後まで下落基調となって、相場が天神祭の時期に底を打ちやすいことから「天神底」と呼ばれるアノマリーがあります。
※「天神底」は、精度は高くないですが、そこそこ当たる傾向にあるアノマリーです。「七夕天井」の方は、あまり当たらない傾向があるアノマリーです。
アノマリーとは
根拠はないが、比較的当たりやすいとされる経験則のこと。
月別の相場の特徴
その他、月別の相場の特徴は、姉妹サイト「投資戦略」の以下のページで詳しく解説しています。
相場格言
その他、相場格言・アノマリーは、姉妹サイト「株式投資大百科」の「アノマリー」のページで、五十音順で紹介・解説していますので参考にしてください。
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季節ごとの相場
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