出来高とは
出来高(読み方:できだか|英語:volume/turnover)とは、市場で売買が成立した株数のことです。出来高は「売買高」とも呼ばれます。
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東証一部・東証二部・マザーズ・ジャスダックの出来高の推移とチャート
日本の各市場(東証一部・東証二部・マザーズ・ジャスダック)の出来高の推移は、姉妹サイト「株式マーケットデータ」の以下のページで掲載しています。
わかりやすく簡単に
出来高は、取引所等で株式や債券、先物やFXなどが売買された量を表します。売りと買いが合致した数量で表されるのが一般的です。
つまり、株式であれば取引(売買)が成立した株数、債券であれば取引金額、先物やFXであれば取引が成立した枚数が表されます。
出来高は、相場が強いのか弱いのかを示す指標で、出来高が増えると株価の上昇や下落前のサインとなることが多いため、大変注目される指標です。出来高が多い時は売買が活発であり、少ない時は売買が薄いことを示します。出来高と価格は相関関係があるとする見方が多く、出来高は価格の動きを予測する際に用いられます。
出来高が急増した場合
出来高が急増すると、良くも悪くも市場、もしくは銘柄の売買が盛んで活性化しているという証拠になります。何か良い材料が出て投資家の買いが断続的に入っているのかもしれませんし、悪材料が出て売りが断続的に入っているのかもしれません。よって、出来高が急増すると今後の相場つきが変わりやすくなるので注意が必要です。
出来高は株価に先行して動きやすい・相場転換のシグナルになりやすい・株価との関係
例えば、相場が低迷している時に、出来高が急増する場面が出てくれば、相場は上昇に転じる可能性が高くなります。出来高は、株価に先行して動きやすい、という特性を知っている投資家が、低迷していた相場が、この出来高急増で転換するのでは?と思い、買いを入れてきやすくなるのです。その買いによってさらに出来高が増え、さらに飛びついてくる投資家が増え、相場が上昇しやすくなります。そして上昇した株価がピークに達すると、出来高もピークに達します。その後は上昇しきってしまったため、買いを入れてくる投資家が急減し、株価は下落に転じやすくなります。
このように、出来高は相場転換のシグナルになりやすい指標ですので、投資をする際は必ず見るようにしましょう。非常に重要な指標です。
出来高のテクニカル指標
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