さて、前ページまでの「基礎知識」を踏まえた上で、いよいよ「どの株に投資するか」を選ぶ作業に入っていきます。
株式投資の基本は、普通の買い物と同じです。
「割安でいい株を買う」
株式投資では、割安な株が買った時より値上りして高くなった所で売れば利益が得られるのです。
現在、上場している企業は3500社程度あります。株式投資をするには、その中から割安でいい株を見つける目が必要になります。「割安な株」とは「企業の業績や財務状態から見て株価が割安な株」のことです。よって、割安な株を見つけるためには「企業の業績や財務状態」を見る目と「それに比べて株価が割安かどうか」を見る目が必要になります。
財務諸表(決算書)
「企業の業績や財務状態」を見るには、企業が開示している財務諸表(読み方:ざいむしょひょう|英語:financial statement)を見る必要があります。財務諸表とは「決算書」のことです。投資家は決算書を見て「企業の業績や財務状態」を把握し、「それに比べて株価が割安かどうか」を判断するために「株価指標」というものを見て投資の判断に役に立てています。ゆえに「割安な株」を見つけるには「決算書」と「株価指標」を見る目が必要になりますので、当サイトで、これから「決算書」と「株価指標」について順に解説していきます。
ファンダメンタル分析とは
決算書や株価指標などを見て、企業の良し悪しや株価の割高感・割安感を分析することを「ファンダメンタル分析」と言います。ファンダメンタル分析は、将来の相場の大きな流れを予測するものとして広く使われ、銘柄を選ぶための基礎となるものですので、しっかりおさえておきましょう。
では、ファンダメンタル分析の第一歩、「決算書を読むための基礎知識」について、次ページから解説していきます。
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