トリクルダウンとは｜株初心者のための株式投資と相場分析方法

トリクルダウンとはCONCEPT

トリクルダウンとは

トリクルダウン（英語：trickle down）とは、「トリクルダウン理論」という経済理論の一種を指して使われる言葉で、富裕層がさらに富むことで経済が活性化し、最終的には貧困層にも富が配分される、という経済理論のことをいいます。トリクルダウン理論によって生み出される効果を「トリクルダウン効果」といいます。

※トリクルダウンとは、「徐々に漏れ出る」という意味です。

トリクルダウン理論にもとづいた経済政策とは、減税などによって富裕層や大企業に富をもたせ、最終的には中小企業や零細企業、貧困層まで富を行き渡らせるような経済政策のことをいいます。

こういった経済政策は、開発途上国（発展途上国）や貧困国が経済発展する過程では効果があるとされていますが、中間層の多い先進国では効果が薄い面が指摘されており、社会的格差も生まれやすいことから批判が強い経済政策です。

トリクルダウン理論は、小さな政府を推進する新自由主義に代表される経済理論の一つで、これをもとにしたアメリカの「レーガノミクス」は世界的に有名な経済政策の一つです。日本では「アベノミクス」として、このレーガノミクスにもとづいた経済政策がとられたことで有名となった理論です。