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SDR(特別引き出し権)とはCONCEPT

SDR(特別引き出し権)とは

SDR(特別引き出し権)とは

SDR(読み方:えすでぃーあーる|英語:Special Drawing Rights)とは、「特別引き出し権(とくべつひきだしけん)」のことです。SDRはIMF(国際通貨基金)に出資する加盟国に対して、その出資比率に応じて割り当てられるものです。







SDRの仕組み

SDRは「特別引き出し権」のことです。SDRで何を引き出せるのかというと「お金」です。SDRを持っている国は、いざという時(財政危機などの時)にSDRを使えばお金が引き出せる(融通してもらえる)のです。

SDRは、円やドル、ユーロやポンド、人民元で構成された、言わば”通貨バスケット”です。SDRを持っている国は、いざという時、SDRを使えば通貨バスケットからお金を融通してもらうことができるのです(円やドル、ユーロやポンドのどの通貨でお金を融通してもらうかも選択できます)。

IMFは、SDRを使いたい国が出てきた場合、お金を融通できるような財政に余裕のある国を探して指名します。指名された国には拒否権が与えられませんので、IMFの指示に従ってそのお金を融通することとなります(指名された国は融通する義務が生じますので、拒否すれば罰則が与えられます)。SDRを使った国は、融通してもらったそのお金で財政を立て直すこととなります。これがSDRの仕組みです。


このSDRの仕組みが導入されたことによって、国際的な金融危機が起きにくくなったとされています(SDRができるまで財政危機に陥った国にお金を出したがる国はなかったので)。SDRによって国際的に金融に対する協調の仕組みができた、ということができます。

※これまででSDRを使ったことのある国はギリシャです。ギリシャ危機が起こった際、ギリシャはIMFへの債務の返済をSDRを利用して返済しています。


:姉妹サイト「株式投資大百科」の解説ページ





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