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ジャパン・プレミアムとは

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ジャパン・プレミアム(英語:Japan Premium)とは、日本の金融機関が資金を調達する際に、貸し手となる欧米の金融機関から上乗せされて要求される金利のことです。







ジャパン・プレミアムは、バブル期が過ぎて邦銀の格付け低下や破綻が多くなった1990年代から拡大しました。邦銀に対する国際的な信用が揺らいでいた中、1995年9月に緊急経済対策が発表されましたが、具体的な金融システム対策が盛り込まれなかったことから、貸し手の不安が広がりプレミアム(上乗せ金利)はさらに上昇。年末までに3カ月物のドル調達が50べーシスポイント(0.5%)を上回りました。

各国の金融機関は、国際金融市場で0.1%から0.2%の利ざやを得るため激しく競っていたので、ジャパン・プレミアムがついたことによって、邦銀は国際金融市場から締め出されるような状況にまで至りました。ただし、1995年9月に公定歩合が下げられたことと、12月に住専対策のスキームが出されたことから沈静化に向かい、1999年には日本銀行によるゼロ金利政策によって日本の金融機関向けの金利は他国並みとなったため、この問題は終焉しました。


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