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配当利回りが高い銘柄の注意点

配当利回りとは

配当利回りとは

配当利回りとは、1株配当株価で割って表されるものです。

配当利回り(%)=(1株配当/株価)×100

配当利回りとは、購入株価に対する配当金の割合です。配当利回りの数値が高いほど配当をたくさん出してくれる企業、ということになります。配当利回りは、2%以上あれば高配当とされています。ただし、中には5%程度の配当利回りを出している高配当銘柄もあります。







配当利回りが高い銘柄の注意点

配当利回りが高い銘柄投資する際は、以下の点に注意しておく必要があります。


@高い配当利回りを維持できるかどうか

配当利回りが高すぎる銘柄は減配する可能性が高くなりますので、これからもそれが維持できるかどうかを見ておく必要があります。それはその企業が抱える借金によって見ることができます。

借金が多い企業は、少々の業績の悪化や景気の悪化で配当にまわせるお金がなくなりますので減配しやすくなります。逆に、有利子負債が少なく現金が多い銘柄 (自己資本比率50%以上)は、今後も高い配当利回りを維持する可能性が高いので、優良な銘柄と言うことができます。

AROEとROAが低い銘柄は×

ROEROAは企業の収益力や配当能力を示しますので、ROEやROAが低い企業は、それだけ高配当利回りを維持できる可能性が低くなります。

B配当性向が高すぎる銘柄は×

配当性向が高すぎる銘柄は増配の見込みがほとんどなく、減配のリスクが高まります。配当性向が65%以上ある銘柄への投資は避けたいです。ただし、高い配当性向を目指すと宣言している銘柄は投資対象となります。

C特別利益で高配当利回りになっている銘柄×

特別利益によって高配当利回りになっている銘柄は、一時的に高配当利回りになっているだけなので×。

D借金が多い×

@と同じ内容ですが、高配当利回りでも借金が多い企業は×です。例えば、電力株は高配当利回り銘柄としてよく知られていますが、電力株は有利子負債が多く、自己資本も低い銘柄(借金が多い銘柄)ですので、投資対象としての魅力はそれだけ下がります。


:姉妹サイト「株式投資大百科」の解説ページ





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