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配当利回りが高い銘柄は減配に注意!(減配されにくい銘柄とは)

配当利回りとは

配当利回りとは

配当利回りとは、1株配当株価で割って表されるものです。

配当利回り(%)=(1株配当/株価)×100

配当利回りとは、購入株価に対する配当金の割合です。配当利回りの数値が高いほど配当をたくさん出してくれる企業、ということになります。配当利回りは、目安として2%以上あれば高配当の基準とされています。ただし、中には5%程度の配当利回りを出している高配当銘柄もあります。







配当利回りが高い銘柄は減配に注意!

配当利回りが高い銘柄は、業績の悪化や景気の悪化によって減配する可能性が高くなりますので注意が必要です。配当利回りが高い銘柄は、その配当利回りの高さに魅力を感じて買っている投資家が多いので、減配となるとその魅力がなくなり株を手放す投資家が増えるため、株価が大きく下がる原因となります。


高配当利回りでも減配されにくい銘柄

業績が悪化したり、景気が悪化すれば減配のリスクは当然高まるのですが、それでも減配されにくい銘柄はあります。以下の条件に複数該当する銘柄が減配されにくい銘柄となります。高配当利回り銘柄に投資する場合は事前にチェックしておきましょう。


@営業・経常利益率が高い

営業経常利益率は、その企業の収益力を示します。業種によって水準は変わりますが、概ね8%以上あれば〇、15%以上あれば高収益企業であると判断されるので、営業・経常利益率が高い銘柄ほど減配のリスクは下がります。

A自己資本比率が50%以上ある

自己資本比率が高いということは、借金が少ないということです。借金が少ないということは、少々の業績の悪化や景気の悪化に耐える体力があるということにつながるので、それだけ減配のリスクは下がります。

BROEが10%以上ある

ROEとは、資本に対して企業がどれだけ利益を生み出しているかを示す指標です。企業は利益の中から配当を出しますので、ROEは企業の収益力や配当能力を測定する指標として使われます。ゆえに、ROEが高い企業は、それだけ減配のリスクが下がるということになります。

C業種が安定的である

景気に左右されやすい銘柄は、景気の浮き沈みですぐ業績が悪化してしまいます。業績が悪化すれば 当然減配のリスクは高まりますので、景気の影響を受けにくい業種、すなわち安定業種であれば減配のリスクもそれだけ下がります。安定業種とは、医薬品など 必ず必要とされる業種のことです。

D大企業である

配当利回りを見て割安株を探して投資する方法は、大型株で行うのが基本です。小型株は業績が変動しやすく、長期的に高い配当利回りを維持できない可能性が高くなってしまうためです。大型株でも売上高1兆円以上の銘柄であれば減配のリスクは下がります。

E自社株買いをする企業

自社株買いは財務に余裕がないと実施できませんし、自社株買いを行う企業は株主還元に積極的であることが多いので、減配のリスクは下がると考えられます。

F信用格付けが「A」以上


:姉妹サイト「株式投資大百科」の解説ページ





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