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簿価とは・時価とは(簿価と時価の違い)

簿価とは・時価とは

簿価とは

簿価(読み方:ぼか|英語:book value)とは、「帳簿価額」の略で、会計帳簿に記載されている資産負債、資本などの価額のことです。企業は会計帳簿に資産などを取得するために、支出した金額(取得価格)を記帳することになっています。これが簿価です。

例えば、企業が1億円で不動産を購入したとして、決算期末にその不動産の価値が9,000万円になっていたとしても、会計帳簿には不動産の簿価(取得価格)である1億円を記載することになります。



時価とは

時価(読み方:じか|英語:market value)とは、現時点での商品の市場価格のことです。商品を購入した時の金額から経年や使用消耗分を差し引いた価格が時価となります。







簿価と時価の違い

簿価は購入した時の金額、時価は現時点のその商品の市場価格のことを言います。例えば、1億円で購入した不動産が現時点で9,000万円の価値となっていたら、簿価は1億円で、時価は9,000万円ということになります。


「時価」をわかりやすく簡単に

時価は、商品や製品を購入時の価格から経年や使用消耗分を差し引いた価格で、現時点での市場価格のことです。 公正な評価額(公正な価値)を意味します。市場価格とは、市場において形成されている取引価格のことです。相場に基づく価格ということです。市場価格がない場合は、合理的に算定された価額が公正な評価額とみなされます(企業会計基準第10号の「金融商品に関する会計基準第6項」)。


「時価」の別の意味

時価は、上記のように「公正な評価額(公正な価値)」の意味として使われますが、他にも以下のようなことを指す場合があります。

  • 再調達原価(今買ったらいくらかという意味)
  • 正味売却可能価額(今売ったらいくらかという意味)
  • 将来のフローを基にした現在価値

動画で解説ーYouTubeー




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