ロックアップとは｜株初心者のための株式投資と相場分析方法

ロックアップとは

ロックアップとは、企業の株式が市場に新規公開される前の株主（大株主・会社役員・ベンチャーキャピタルなど）が、株式が公開された後、一定期間市場で持ち株を売却できないように公開前に契約を交わす制度のことです。

公開後、すぐに持ち株が売却できてしまうと、その株式への売り圧力が高まって株価が下落する要因となってしまい、公開直後にその株式を買った投資家は損失が出てしまうことになるので、公開後の需給を安定させることを目的にロックアップは設けられます（ロックアップの内容は目論見書で開示されます）。

ロックアップの期間はどれぐらい？

ロックアップの期間は、その株式によって違いますが、180日（6カ月）が一般的です。

ロックアップが解除されると？

ロックアップ解除後は、公開される前の株主は持ち株を市場で売却することができるので、ロックアップ解除後は売り圧力が強まる恐れがあります。また、その下落を予想して利益を出したい売り方の売り圧力も強まることがあるので、ロックアップ解除は株価下落要因となりえますが、公開前の株主は、市場の需給が崩れないように持ち株を市場外で相対取引で売却したり、より安心感のある大口の投資家へ売却することもあるので、ロックアップ解除が一概に株価下落要因になるとは言えません。よって、ロックアップ解除によるへ株価の影響は、個々のケースで判断することになります。

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